生徒のいたずら

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おれが赴任して、しばらくたったある夜のことである。おれは、宿直(しゅくちょく)の当番に当たって、ひとり学校に泊まることになった。ところが、その夜、とんでもないいたずらが、おれを待ち受けていたのだ。 夜、おれが床に入ろうとすると、布団のなかに、何やら、ざらざらとしたものが、たくさん入っている。手で探ってみると、なんと、バッタである。それも、五十匹だか六十匹だか、数えきれないほどのバッタが、布団いっぱいに、ぎっしりと入れられていた。生徒たちの、いたずらだった。 おれは、かっとなった。すぐに、寄宿舎の生徒たちを叩き起こして、誰がやったのか、白状しろと迫った。けれど、生徒たちは、しらを切るばかりである。「バッタじゃありません、いなごです」などと、こざかしい屁理屈をこねて、おれをばかにしてかかる。おれは、ますます腹が立った。 おれは、生徒たちを前に、こんこんと説教をした。「いたずらをするのは、まだ許せる。だが、それを正直に白状しないのは、

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生徒のいたずら — 坊っちゃん · ARWY